電気工事の仕事が難しそうって思っている方
「電気工事の仕事って難しいの?」
「電気工事の経験や資格がないから仕事は無理かな?」
こんなこと思っていませんか?
電気工事って聞くと
って思うと難しそうですね。
これから電気工事の仕事に就きたいけど電気工事の難しや壁を感じる方もいると思います。
なので、電気工事の仕事が難しいと感じるところを5つに分けて解説します。
参考にしてみてください。
そんなことを言っている僕の紹介です。
ネクタイをしていたサラリーマン時代を8年間経て、この業界に入りました。
今では電工歴16年、一人で会社を立ち上げてのんびり電気工事をしています。
この記事の信頼性の担保になるかと思います。
電気工事の仕事が難しい5つの理由
電気工事の難しさを5つにわけて解説します。
結論、こんな感じ。
- 一番は命に関わる仕事
- 毎年出てくる新しい材料や道具を覚える
- 建築現場との絡みがあると建築のノウハウも覚える
- コミュニケーションの取り方
- たくさんの電気工事の種類を覚える
それでは掘り下げていきましょう。
一番は命に関わる仕事
電気工事で一番難しく理解しなければいけないことが電気の特性を知ることです。
なぜか?
電気は目に見えないからです。
ココが一番厄介なところでとても危険です。
なんて笑っていられるならいいのですが実際に100vで命を落としている方もいらっしゃいます。
こちらの図を見てください。
【厚生労働省サイト引用】
このような感じで1Aもない電流がどれだけ危険かってことがわかりますね。
基本は電気を切って作業しますが、状況によっては活線(通電したまま)作業をすることもあります。
もちろん、絶縁手袋などをして安全を確保したうえでの作業ですけどね。
それでも電気をいじるときは危機感を感じて集中していないと大きな事故を招きます。
この仕事は手順を必ず守ることが基本となりますね。
特に活線作業や停電作業のときなど。
なので第二種電気工事士や第一種電気工事などの国家資格を取得しないと作業は出来ない決まりになっています。
僕は電気の事を知れば知るほど恐くなります。
一番「嫌だな」って思う仕事はキュービクルなどに関する作業です。
そうです。
高圧受変電ですね。
ココの作業になると主任技術者なのどの立ち合いや手順がしっかりしているので単独行行動は出来ません。
なので危険対策も何重のチェックをしながら行うので安心かもしれませんがやはり恐いですね。
特にキュービクルの内部での作業になると初めに入るときが一番緊張します。
っとまぁ、こんな感じで何しろ電気は見えない!って事が一番危険であり、一番難しいところだと思います。
毎年出てくる新しい材料や道具を覚える
この仕事をしていると企業の競争で新しい道具や材料が続々と出てきます。
この商品を使いこなしていくことが難しさでもあり楽しさでもあります。
僕はどちらかと言えばワクワク感でいっぱいですね。
子供がオモチャを与えられたみたいに喜んでします。
ヤバいおじさんですね。
道具に関しては仕事で使うことが多いので勝手に覚えるのですが、問題は材料ですよね。
何千点にもなる材料を覚えていくのは大変です。
僕が新人で入ったころからさらに何百もの材料が増えたと思います。
僕も実際はまだ使用したことがないもばかりです。
その理由として電気工事の種類に応じた材料しか使わないってことですね。
なのでたまに他の現場の応援などに行くと初めて見る材料も出てきます。
そんなときは興味津々で使い方を聞いて積極的に使います。
ココがポイントで人の現場だからといって遠慮はいりません。
自分の技術の向上のタメに積極的な行動を取りましょう。
それが相手にとってもレベルの高い職人に手伝ってもらえているんだって思うことにつながると思います。
ココがわからない人も中にいはいますので注意が必要です。
僕的には必要とされて応援に行っているので100%の力を出します。
なんて現場はこっちのテンションが落ちるのであまりい行かないようにしています。
仲のいい仲間や先輩後輩の間柄はべつとして、特にお礼も言わない相手はいい付き合いが出来ません。
大体後でもめる原因になります。
なので礼儀はケジメとしておきたいですね。
建築現場との絡みがあると建築のノウハウも覚える
現場によっては新築の現場もあります。
新築の建物になると建築会社とのやり取りが出てきます。
ココも難しいところで電気工事だけ覚えておけばっていうわけにはいきません。
建築工事もいろいろ覚えていかなければ作業は出来ないので建築のノウハウも覚える必要があります。
これに関しては実践あるのみ!って感じで経験をつみましょう。
僕は「マンガでわかる建築基準法入門」みたいなものを買って暇があれば調べたりしていました。
当時はスマホがなかったりサイトで調べても今のようには上方が出てこなかったのでほとんど書籍に頼るしかありませんでした。
本当に今は便利な時代です。
コミュニケーションの取り方
先ほどの建築現場に重複してしまいますが、建築と絡むときは必ずコミュニケーションが必要になります。
コミュニケーションを取らなければこれから先の現場の流れや情報が入ってこないため、自分が不利な状態になってしまいます。
コミュ障の方にはこれが一番難しいことかもしれません。
コミュニケーションが苦手だって人は勢いで行きましょう。
これしかありません。
こんなことを言っている僕も正直苦手です。
面倒くさいですよね。
でもお金を稼ぐためにも背に腹はかえられません。
なので勢いです。
でも、そこから自然と打ち明けられ意外に仲良くなったりします。
中には難しい人ももちろんいますよ。
結論、勢いです。
たくさんの電気工事の種類を覚える
電気工事の会社や付き合っている業者によって変わってきます。
結論から言うと様々な工種をやって経験しておくべきです。
ナゼかというと電気工事としての個々の力が上がるからです。
これは本当に大きいと思います。
正直、全ての電気工事を経験することは難しいことです。
取引している相手先に合わせての工事になりますので、そこに合わせた電気工事になってくると思います。
例えばハウスメーカーだったら住宅の工事が専門になってしまうとか顧客先が工場だったら、工場専門になってしまいます。
基本、お金を稼ぐことが出来ればいいので問題は無いのですが、僕的にはちょっと辛いかもしれません。
今はこの歳なので我慢できますがこの業界に入ったばかりのときは何しろいろいろな電気工事が知りたくて、そのために何でもやる会社を選びました。
これについては性格や目的にもよりますが、全ての電気工事を経験する事は難しいかもです。
電気工事の経験や資格がなくても出来る事
電気工事には資格がなくてもできる作業があります。
とりあえず資格持っていなくても電気工事の会社に就職は出来ますのでご安心ください。(有資格者限定の会社もあります)
軽作業は無資格でもOK
電気工事には軽微な作業でなら電気工事ができるものがあります。
経済産業省のサイトで説明されています。
なのでこの工事になると一般の方でもDIYとして作業することが可能です。
経験は努力で差が埋まる
無資格でも電気工事の会社に就職することは出来ます。
中には有資格者限定って会社もあるかもしれませんが基本的には入れると思います。
しかしいつまでも資格を持たないでいいわけではありません。
法律で決まっていることなのでしっかりと取得しましょう。
それにいつまでも取得できないとバカにされることもあります。
ってなると見る目が変わるのは間違いありません。
早いうちに取るようにしましょう。
電気工事の仕事の難しさを乗り越えれば最高な仕事
電気工事の仕事について難しいことばかり言ってきました。
しかしこれだけ難しい仕事なのに日本全国に11万人以上の電気工事士が存在します。(経済産業省しらべ)
なぜでしょう?
それには理由があります。
それでは掘り下げていきましょう。
難しさだけに覚えるとやりがいを感じる
電気工事の仕事は難しい。
でも、覚えられないことはありません。
あきらめない限り。
僕は転職してこの仕事するって決めた時
と自分を鼓舞して臨みました。
実際に覚悟はしていましたが予想を上回るきびしさでした。
僕の場合は自分からそういう会社を選んだので今思えば最高でしたね。
でも本当に地獄みたいに感じた現場もありましたね(笑)。
初めの1年目はただ怒鳴られ現場を走り回っているばかりでしたね(笑)。
しかしその1年目で電気工事士の二種と一種、両方を取得して1年経つ頃にはなんとなくですが現場になれ自ら行動できるようになってきました。
電気工事のことがまっさらだったせいか、砂が水を吸い込むかのように電気工事を覚えていきました。
イヤ、その会社はやるしかなかったんですよね。
先輩たちがそうしてきたから。
でも、おそらくですが一般の電気工事士よりは早く仕事は覚えることは出来たと思います。
ナゼなら、様々な工種を経験することが出来ました。
RC、SRC、S造、木造、工場、計装、電気代理人、委託引込、高圧ケーブル端末処理、あらゆる電気を3年間で経験することが出来ました。
現場を1つ1つこなしていくうちに難しさもあったけど、それ以上にやりがいも感じていました。
面白かったですよ。
一番は手に職をつけることが出来る
結果的に僕は会社を辞めて独立する道を選びました。
ココまで濃い経験をしたので仕事的には一人でやり始めても問題はなかったです。
それ以外に個人事業主としての準備が全然だったのでそっちの方で苦労しました。
やはり手に職をつけていると本当につぶしが効くんだって感じましたね。
とりあえず電気工事がある場所に行けば稼げることが出来ましたのでこれは強みですね。
電気工事で独立したからと言っても電気工事士として一人前になったなどとは一度も思ったことはありません。
この歳になってもそうです。
それだけ電気を知れば知るほど奥が深くなる一方なのでこれは本当に難しいですね。
将来性のある仕事
将来性は計画して行動すれば確実にあると思います。
本当に特殊な能力はいらないからです。
ただ、高所が苦手って人にはちょっと厳しい部分もあるかもしれません。
将来性についてはやはり独立の2文字が浮かんでくるのでは無いのでしょうか。
基本は自分のやりたいことでお金を稼ぎたい、僕はそう思って一人で会社をつくって今は自由に仕事をしています。
もちろん大変なこともあります。
しかし自分の目標が今でもあって確実に進んでいると実感しているのでポジティブにとらえるようにしています。
小さな目標を達成出来きなくても行動していることに意味があると信じています。
電気工事の仕事は難しいと思い尻込みしている方も情報を得て行動してみてはいかがでしょうか?
失敗してもそれがあなたの積み上げた力になります。
そして忘れかけていたころにその力のおかげで少しづつにでも前に進む力に変わって、人よりも確実に先を見ることが出来ると思います。
少しずつの小さな挑戦から、行動に移してみましょう。