今回は『フルハーネス型墜落制止用器具 特別教育』について話します。
先日、東京都の現場で足場組立の作業員が7階から墜落して死亡事故が発生しました。
建築現場の仕事では常に危険と隣り合わせ。
このようなニュースを聞くと身が引き締まります。
電気工事でも高所からの墜落事故の可能性が高い業種です。
基本、照明器具は高い位置に取り付けるので、どうしても高所での作業が出てきます。
そのため危険度が高くなればなるほど様々な教育実習を受けなければなりません。
高所作業に必要な資格
電気工事の高所作業で取得しておきたい資格とは?
・高所作業車 10m以上
・フルハーネス特別教育
こんな感じです。
高所作業の資格は「特別教育10m未満」がありますが、建築現場の高所作業は10m以上になる仕事も多々あります。
なので長い目で見るのであれば10m以上は欲しいところです。
『リアルな現場』でも投稿していますが、電柱が絡んだ仕事は高所作業車が必須になります。
仕事の効率化を考えても高所作業10m以上は持っていて損はないと思います。
次にフルハーネス特別教育です。
これに関してはいよいよ切り替えの猶予期間が終わりましたので、条件に応じて現場での着用が必須になってきます。
実は僕も慌ててとりました💦
今までは腰に付けていた「胴ベルト型」の安全帯でしたが、条件に応じて「フルハーネス型」が必須になります。
簡単に言うとパラシュートをやる人みたいに全身にベルトを装着して背中の上部で吊り上げる感じです。
この形によって体に掛かる衝撃を和らげます。
安全はわかるのですが何しろ作業がやりづらくなるのは目に見えています。
腰道具をしつつ、さらに体全体にベルトを巻くと動きが鈍くなります。
特に僕のようにサスペンダーをしていると暑苦しいですね。
夏場は大変です。
オンライン講習で受講する
今まで特別教育や取扱業務の講習、実習などは教育を行っている訓練所にいって受講してきました。
お金と時間を掛けて資格を取りに行きます。
ですが今はいい時代です。
インターネットがあります。
オンラインでの受講です。
今回僕は初めてオンラインを使い「フルハーネス特別教育」を受講しました。
やはり自宅から出ることなくいつものスタイルで受講できるのは最高です。
1.5時間は実技になりますが、僕の場合は仲間うちで仕事をしながらの実技になりますので特に問題はありません。
規律が厳しくなる建築現場
労働災害撲滅のため、建築現場での規律は厳しくなるいっぽうです。
確かに命の危険性が高い仕事なのでしょうがないことだと思います。
だとすればやはり現場の最先端で業務に勤めている職人のことを真剣に考えた工期やゆとりのある現場を実現させてもらいたいものです。
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それでは今日も一日、ご安全に!