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電気工事の仕事の流れを解説【1日の現場の流れから工期まで徹底解説】

2020.12.6

電気工事の仕事の流れを解説【1日の現場の流れから工期まで徹底解説】

電気工事の仕事の流れを知りたい人

ヤザキ電気

「電気工事の仕事ってどんな感じで流れて進むの?」

「電気工事の仕事の流れをうまくつかむ方法ってあるのかな?」

そんなこと考えていませんか?

 

電気工事の仕事の種類はたくさんあります。

 

その中でも電気工事士が一番多いと思われる内線工事。

 

電気工事の中でも一番の人気だと思います。

 

その理由として手軽さや手に職をつければつぶしが効きます。

 

なので人気なのでしょうね。

 

僕も内線工事専門で仕事をしていますので今回は僕の経験をもとにお話させていただきます。

 

そんなことを言っている僕の簡単な自己紹介です。

 

この記事を書いている僕は、ネクタイを締めていたサラリーマン時代を8年間経て、この電気工事の業界に飛び込みました。

 

今は電工歴16年、電気工事の会社を一人で立ち上げ現役続行中!

 

記事の信頼性担保につながると思います。

 

電気工事の仕事の流れとは【手順を解説】

電気工事の仕事の流れとは【手順を解説】

電気工事の仕事の流れを説明する前に先ほども言いましたが内線工事に関しての流れの説明です。

 

電気工事にはたくさんの種類がありますので全てを解説するには無理があります。

 

なので僕が実際に現時点で経験している現場での流れについて解説します。

 

新しい会社に出勤するだけで不安が募るのに初めてに現場に入ると圧倒されることばかりでしょう。

圧倒

 

なのでなるべく予習という意味でこの記事を読んで想像してみてください。

 

そしてYOUTUBEなどで動画などをみてさらに想像を深めてみましょう。

 

その動画で実際に自分が仕事をしているかのようにイメージてください。

仕事する

それではゼネコン(工事全体をまとめる建設業者)が入っている新築の現場を想定してお話します。

 

一日の現場の流れ

 

まずは1日の現場の流れがどんな感じか説明します。

 

現場によって多少の誤差はあると思いますが基本的な流れの説明です。

 

朝は朝礼が必ずあります。

朝礼

8時からが基本でラジオ体操をして各種職長が人数と作業内容をみんなの前で発表します。

 

その後ゼネコンからの一日の現場の流れの説明をうけて作業に入ります。

 

実際に作業開始は8時30分くらいからですね。

作業開始

 

そしてよく耳にする10時の一服です。

 

30分の休憩に入ります。

 

10時30分から作業が始まり12時まで仕事します。

 

やっとお昼の時間ですね。

昼飯

この時間が待ち遠しい。

 

1時間の休憩です。

 

それから午後の部に入ります。

 

13時から仕事に入ります。

仕事開始

 

職長(各種業者のリーダー)はミーティングをしますのでその内容をあとで聞きます。

 

明日の現場の流れや重要事項の伝達ですね。

 

15時になれば一日最後の一服です。

 

やはり30分の休憩です。

 

ラスト最後の力をふり絞り17時まで作業します。

最後の人踏ん張り

 

そして片付けて一日の終わりです。

 

大体がどの現場に行ってもこんな感じなのでザっと流れをつかんでおくと良いと思います。

 

注意することは季節や現場によってルールがありますので新規入場したらよく確認することが重要となります。

 

着工から竣工まで

着工から竣工まで

次に工事の着工です。

 

工事開始ってことですね。

 

建築工事では根切や杭打ちなどがあります。

 

電気工事はその辺の予定を合わせて外構工事があれば先行配管や接地工事などを行います。

 

先行できる工事があれば建築に後れを取らずに工事することが望ましいですね。

 

後回しにすると自分が苦しむだけです。

 

それが終わればあとは土間が打ち終わるまで現場を空けることになります。

 

やることがなくなりますので。

 

建物の種類にもよりますがRC構造でしたら配管ボックスの建て込み工事が出てきます。

 

S造(鉄骨)でしたら鉄骨が組み終わるまでは入れません。

鉄骨組み

 

取りえずS造での電気工事の流れを説明しますね。

 

鉄骨が組み終わったらいよいよ現場に乗り込みます。

 

墨だし

 

ココからが電気屋の腕の見せどころです。

 

基本は墨出しから入ります。

 

建築が先に基準墨を出してそのあと電気、設備が墨を出していきます。

墨出し

そのあとにやっと配線に入ります。

 

配線

配線図

工程ににもよりますがどこまで配線が出来るかでこの先の電気の工程に左右されてきますので、出来る限り配線は終わらせておきたいですね。

 

僕はココが一番全工程で重要視しています。

 

野縁への墨出し

天井野縁

建築工事で基本、天井から軽量鉄骨で組んでいきます。

 

野縁まで組み終わったらそこに開口補強の墨出しをします。

 

開口補強とはダウンライトや換気扇、点検口など天井に埋め込むタイプの器具なら野縁や野縁受けなどを切らなければならないので軽鉄屋さんにお願いします。

 

その切ってもらうための墨出しです。

 

間仕切りのボックス建て込み

 

界壁でしたら天井組みの前に壁を立てるのですが今回は割愛させていただきます。

 

 

天井下の壁にボックスを建て込み、配線を落とし込みます。

ボックス

 

このとき施工方法によってはボックスを建て込まない場合がありますので職長や代理人とよく打合せをして施工するようにしましょう。

 

 

ボード開口

 

軽量鉄骨が終わったら次はプラスターボード張りが始まります。

ボード貼り

 

電気工事はこのボード張りが終わったらまた墨出しをしてボード開口をしていきます。

 

天井は種類が違ってきたりしますのでよく確認して墨出しをしながらボード開口をしていきましょう。

 

器具付け

 

建築も仕上げ作業にクロス張りがあります。

 

まぁ、これも様々な仕上げがありますのでよく確認してから器具付けに入ります。

 

配線器具や照明器具を取り付けていきます。

照明器具

この辺になると建築の工程も終盤になってきますので置いて行かれないようにしっかり確認しておくことが必要です。

 

試験

 

器具付けが終わったら最後の仕上げに試験をしていきます。

 

まずは絶縁抵抗測定をして値を正常か確認します。

電圧測定

良かったら次に点灯試験です。

 

ブレーカーを投入していきます。

 

そして電圧確認をして終了となります。

 

電気工事の基本的な流れのまとめ

仕事の流れ

ここまでが基本的な流れになります。

 

どうでしょうか?

 

想像しろと言っても難しいですよね。

 

この流れのYOUTUBEも出ていませんね。

 

なので僕が投稿している初心者のタメの電気工事を参考にしてみてください。

 

流れはやっていませんが部分的な施工方法を投稿していますのでご覧ください。

 

言葉や文字で書き表すことは簡単ですが実際の現場はこのようにスムーズにはいかないと思います。

 

現場には電気工事だけでなく建築工事の職人や設備工事の職人などたくさんの業種で埋まります。

 

その中をうまく、くぐり抜けて自分の作業を進めていかなければならないので容易ではありません。

 

そこのところを理解しつつ流れをつかんでいきましょう。

 

電気工事の仕事の流れを上手くつかむ方法

電気工事の仕事の流れを上手くつかむ方法

 

電気工事の仕事をしていて流れに乗れないときってありますよね。

 

他業種の職人さんま待ちとか急な変更とか。

 

そんなときどうすればいいのでしょうか?

 

指をくわえてジッと待つ、それだけでは自分の首を締めてしまいますね。

指をくわえる

ではどんなことを心掛けていればいいのでしょうか?

 

それには3つのことを意識して行動しましょう。

 

その3つとは?

 

  • コミュニケーション
  • 情報取集
  • 予測を立てる

では深掘りしていきましょう。

 

コミュニケーション

コミュニケーション

 

コミュ障には最悪な言葉です。

 

しかし尻込みばかりでは先には進まないし最後は自分が苦労してしまいます。

 

僕もコミュ障に近いもを持っています。

 

普段の僕を知っている方なら感じることは無いかもしれませんが基本一人で黙々と仕事をしているタイプです。

 

現場ではそんなこと言っていられないので積極的に話しかけます。

 

当然、全ての職人さんが快く返事をしてくれる訳ではありません。

 

中にはウザったがられます。

ウザい

 

それはそうでしょうね。

 

自分が逆の立場ならそう思います。

 

それならどんな心構えが必要か?

 

結論、開き直りです。

 

ヤザキ電気
「もうどうにでもなれ!」

本当にそんな気持ちで話しかけます。

 

特に見た目から話しかけづらそうな職人さんなほど、この気持ちが必要です。

 

なので勢いで攻めてみましょう。

 

良いも悪いも結果が出たらそこでまた作戦を練ればいいのです。

 

情報収集

情報収集

開き直って攻め込むのも大事ですが、攻め込む前に情報収集をしておきましょう。

 

まずは直接その職人さんに行く前に監督など現場をまとめている方に話を聞くのが一つの手です。

 

今がどんな状況なのか、時間がないのか、何人の予定で入ってくるのかなど、ある程度の情報を手に入れてから行動すればその話したい職人さんと同じような立場から話が出来ると思います。

 

そしてその職人さんより情報を得ていればその職人さんが知らないことも教えてあげることが出来ますのでさらに信頼度が上がります。

 

ココで大事なのはギブしていくこが大事です。

 

テイクを求めるのではなくギブを多く提供しておきましょう。

 

そすればイザってときに協力してもらえるかもしれません。

 

そのためにも情報を集めましょう。

 

予測を立てる

予想

情報の次に考えるのは予測です。

 

これも僕は一番と言っていいほど考えます。

 

情報とは全てが正しいわけではありません。

 

ときにはフェイクもあります。

 

全てを鵜呑みにして発言してしまうと正しくなかったときに信用を失ってします可能性があります。

 

このことは日常的な会話などでもそうでしょう。

日常会話

 

直接本人から聞いたわけでもないのにそれが正しいと思い人に話す。

 

そこから人づてに違った情報がいきわたる。

 

そうのような事にならないように予測を立てておくことが大事かと思います。

 

僕も仕事の人間関係でトラブルが起きた時など内容が違う話が広まっていた事があります。

 

正確には今もか。

 

うわさ話すことしか脳がない人間ほど話を広めたがります。

 

まぁ、そんな人間は無視しておけばいいのですが。

 

そんなことも含めて予測を立てておきます。

 

これは自己防衛につながります。

 

当然嫌なうわさを耳にすれば気分が悪くなりますよね。

 

しかしある程度予測を立てておくことで自分の気持ちを守ることが出来ます。

 

 

職人さんの例に戻すと話しかけたらウザったがられた。

ウザい

 

これを話しかける前に予測しておき自分が話しかけたらウザったがられると初めから思いながら話しかけます。

 

そうすると

 

ヤザキ電気
「やっぱり思った通りの反応だ!」

と冷静にその状況をとらえることが出来て、スムーズに次の話すことにつなげることが出来ます。

 

そこで聞きたいことをまとめておけばサクッと会話が終了して情報を聞き出せることが出来ます。

 

これは僕がなるべく意識して取り組んでいることなのでコミュニケーションを取るのが難しい方は参考にしてみてください。

 

まとめます

 

電気工事の仕事の基本的な流れとはザックリこんな感じ。

 

  • 墨出し
  • 配線
  • 開口補強(必要に応じて)
  • ボード開口
  • 器具付け
  • 試験

 

しかし当然スムーズにはいかずそれなりの対処する方法や心構えが必要になります。

 

僕は3つのことを意識しています。

 

  • コミュニケーション
  • 情報取集
  • 予測を立てる

 

このことを意識してなるべくストレスが無い現場を目指しています。

 

参考にしてみてください。

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