今日は『テーブルタップの寿命は5年?』についてお話します。
Googleニュースを見ていると「テーブルタップの安全点検」の記事が目に止まりました。
それで以前、メンバーさんから頂いた現場で遭遇した「トラッキング現象」の情報を思い出しました。
詳しくは「メンバーさんの質問部屋」でトラッキング現象について解説しています。
話を戻しまして、コンセントには寿命があります。
このことはあまり知られていないかもしれません。
僕も寿命はあると知っていてもはっきりした年数は知りませんでした。
仕事柄、僕は高圧ケーブルに関連している工事を度々することがあります。
高圧ケーブルの更新推奨時期は15年と言われています。
しかし、実際はよほどのことがない限り15年での交換はあまり聞きません。
僕の肌感覚ですが25年〜30年くらいでしょうか。
もちろん点検時になにかあれば交換になります。
そんなことからコンセントは「15年くらいかな?」と思っていたら、10年ほどでの交換が良いと言われています。
そしてテーブルタップに関しては3〜5年ほどで交換がいいとのこと。
ですがそんなことを言っても使えていれば交換などはしません。
僕も実際使っているものに関しては交換はしません。
ですが少しでも怪しいと思えば交換するようにしています。
差込口の変化
コンセントやテーブルタップの差込口には気を使います。
先ほど話したトラッキングが起きないように知識があれば事前に対処することが出来ます。
- ホコリのチェック!
トラッキングの原因となるホコリを取り除きましょう。
トラッキング現象の原理を理解すると気になります。
詳しくは「メンバーさんの質問部屋」で解説しています。
- パイロットランプの劣化
テーブルタップによくついているパイロットランプが経年劣化するとちらつきが出たり点(つ)かなくなったりします。
100%ダメになるというわけではありませんが、何らかの原因で表示されるので気にしておくといいと思います。
ちなみに電圧出力も変化して正しい供給ができ無くなることもあります。
- 差込口がゆるくなる
コンセントやテーブルタップはプラグの抜き差しが頻繁に繰り返されることも多く見られます。
僕も経験がありますが差し込み口が緩くなりプラグを奥まで差し込んでもすぐに抜けてしまうことがあります。
この緩みでホコリが溜まりトラッキングを引き起こす原因にもなります。
危なくないコンセントやテーブルタップとは?
コンセントの差し込み口にシャッター付きがあります。
トラッキング防止用に専用の絶縁キャップも出ています。
どちらも直接ホコリが刃受け(差し込み口の金具)に接触しない工夫がされています。
コンセントのシャッター付に交換するときは第二種電気工事士の資格が必要になります。
このようなとき資格がなければ電気工事店に依頼してお金を払わなければなりません。
しかし資格をもち、知識を得ることでDIYとして電気工事が出来るようになります。
「リアルな現場」で専用回路の増設をしている工事を投稿しています。
そこで使用しているコンセントはお客様が購入してきた商品を取り付けています。
このお客様は「自分で出来ると思った」といって購入したものです。
しかし資格がなく知識がないために僕に依頼してきました。
分電盤の改造はともかくとしてコンセントの増設は電気工事のDIYでできる範囲です。
資格をお持ちの方は機会があったら挑戦して電気工事の楽しさを知ってもらいたいです。
それでは今日も一日、ご安全に!
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